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ダメな授業の見分け方

2年次の授業にもだいぶ慣れてきました。
獨協大学法科大学院の授業は役に立つ授業が圧倒的に多いのですが、残念ながらごく一部に役に立たない授業・実りの少ない授業(以下、「ダメな授業」という。)が存在します

「ダメな授業」が生まれる原因としては、教員が大学の授業の延長線の感覚で教えてしまっており、かつ、改善意欲がない点が挙げられます。
学生が改善要望を出しても一切聞き入れない頑固さを教員が有していることも原因のひとつになっています。

僕はこれまでに52単位分の授業を受けていますが、残念ながらそれらのうち6単位は「ダメな授業」でした。今学期も「ダメな授業」の予感がプンプンする講義を履修しなければなりません。

ダメな授業を受けていて、「ダメな授業をする教師に共通する項目」に気づいたのでご紹介します。
ダメな授業を見分けて履修を避けるようにするために
ダメな教師に見切りをつけて、自分のために時間を有意義に使うために
あなた自身が講義をするときに気をつけるべき点として
お役立てください。

ダメな授業の見分け方は簡単です。
次の3つのフレーズが連発されるような授業はダメな授業です。
①「難しいね~。」「この学習は厳しい道のりだよ。」
②「ここを押さえておけば○○法は理解したも同然。」「この一行から○○法のすべてがわかる。」
③「行間を何度も読み込め!」「味わいながら、咀嚼しながら読まなければならんよ。」


①について
「難しい」「厳しい」というワードは聴いている相手に不安を与えます。「難しい・厳しいから理解できなくて当たり前なんだ」という思い込みを学生に与え、理解を妨げます。
このような"有害ワード”を連発する教師は避けましょう。
「難しい」「厳しい」ことをわかりやすく教えるのがプロたる教師の役目です。「難しい」「厳しい」といって不安をあおるのはプロではありません。役目を放棄しているアマちゃん教師です。

②について
これは抽象的な説明で相手を煙に巻いています。
具体的・簡潔・明瞭な説明をする能力をもたない教師が、自分の能力をひけらかして学生を見下す際によく使う言葉です。
時間内に講義を終わらせることができないため、具体的な説明を省略するための便法として用いられることも多いです。
確かに制度というものには根っこの概念が存在しますが、それを事細かに説明することなく、一言ですませよう(ごまかそう)とする姿勢はいただけません。

③について
「行間」「味わう」というものがどういうものなのかよくわかりません。
仮に「行間」・「味わう」という概念があるとしても、その「行間」「味わう」というものがどのようなものなのかをしっかりと伝えるのが教師の役目です。
教科書やテキストを読み込んで理解できるのであれば、講義は不要です。教科書・テキストをひも解く、あるいは、+αを提供するのが講義のあり方のはずです。


僕は自分自身プロ講師でもあるため、講義や講演を聴く際はかなりシビアに教師を見ています。
僕の定義ですが、よい教師とは、明快な語り口により受講生に進むべき道を示し、やる気を起こさせる教師をいいます。
これに対して悪い教師とは、抽象的な語り口により受講生を困惑させ、やる気を失わせる教師をいいます。

悪い教師にあたると、受講者は時間とお金を無駄にします。
上記①②③のチェック項目を使って、極力悪い教師から自分を守りましょう。



P.S.誤解のないように言っておきますが、獨協大学法科大学院において「ダメな授業」は例外中の例外ですよ。ほとんどがすばらしい授業ですのでご心配なく。法曹のための資質と能力はがっちり養成されますよ

P.S.2.学生側にやる気と情熱さえあれば、どんな授業であろうと、実りのある授業・ためになる授業になりえます。これは真実。
僕が「ダメな授業」認定をした授業はさすがの僕に実りある授業に変えるエネルギーはもてなかったというだけの話。あなたなら「素敵な授業」に変えられるかもよ
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コメント

お邪魔しました(^^)

こんにちは。
今日は朝から家で、1歳の娘に邪魔されながら、
仕事こなしてます(><)
仕事の合間に、見させてもらいました。
また、ゆっくり寄らせていただきます。
ブログ応援してます(^_^)/
それでは。失礼します。

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