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徹底抗戦

法科大学院の同級生のS君から借りて、今話題の徹底抗戦を読みました。


僕は、ライブドア事件の当時、まさに都内のIT系某ベンチャー企業で働いていたので、ライブドアに関連した思い出が結構あります。
堀江社長(ホリエモン)は、ベンチャー企業で働いていた(起業を考える)若者にとっては等身大の目標みたいな人物でした。
僕も、「稼ぐが勝ち 」「100億稼ぐ仕事術」などの著書も読んで、情熱をもらっていました。
ライブドアに検察の強制捜査が入った翌朝、僕は、六本木のお客さんのところに営業で訪問していました。駅からヒルズまで歩くわずかな距離の間に、マスコミにグワッと囲まれました。ライブドア関係者と思われてマイクを突きつけられ、違うとわかると、街の人の反応は?みたいな感じでマイクを突きつけられました。気持ちのいいものではなかったので(というか、ムカついた)、無言で通り過ごしました。
取引先にライブドアの子会社があったので、与信の確認及び取引条件の変更のために足を運んだものです。
渦中の証券会社に営業に行った直後、世間をにぎわす自殺騒動があったりもしました。
「ライブドアは上場廃止になるか。」が友人達との一時期の共通のトピックでした。
「ライブドアは上場廃止にならないのではないか?よし、今のめっちゃ安い時期にライブドアの株を買おう」とか言って株を始めてみようともしました。
東証のシステムがダウンするという前代未聞の珍事が起こりました。「株取引ってイレギュラーな事態が起こるのね」と衝撃を受けました。
口座開設手続中にライブドアが上場廃止になりました。
ライブドアの元社員さんが転職市場に出てくるようになりました。他の企業に紹介したりしていました。
ライブドア事件直後、マスコミのバッシング記事が山ほどあって、何が真実で何がウソなのかわからなくなっていました。
法科大学院の会社法の授業でも「ライブドア」が山ほど出てきます
時間ができたら、ライブドアの一連の事件について、じっくりと理解したいと思っていました。

今回の本は、そのきっかけとなる貴重な一冊となりました。
「堀江社長の逮捕は国策捜査なんだろうな。」「人柱にされてしまったのだろうな。」とは思っていましたが、この本を読んで、そのものズバリの可能性が非常に大きいことがわかりました。

ホリエモンの書下ろしということで、言い分が載っています。
本全体を通じて語られているのは、次の3つ。

捜査から起訴までを独占して行使できる検察権力の危険性
99%の有罪率を誇る日本の刑事裁判の危険性
情報化社会で強大なパワーをもつマスメディアの危険性

国家権力とマスコミは、 いつの世でも出すぎた杭を打つ。
「ホリエモンの容疑は一体どんな容疑なのか?なにをしたから御用なのか?」という質問に対して、正確に説明できる人は少ないでしょう。あれだけ世間を騒がした事件なのに。

検察があまり説明しないし、
マスコミは好き勝手に情報を「盛る」から、
情報の受け手である市民は、何が真実なのかわからなくなっちゃったのですね。
そして、なんとなくイメージで、
「ライブドアは悪徳会社」「ホリエモンは金の亡者」と言って終わらせてしまっている。
(特に、年配の人にその傾向が強い!)
そういう、流される姿勢や予断には十分気をつけなくちゃね。

この本を通じて、特に印象に残った一文は次の3つ。

・「どう考えてもそれはウソだろ!」と言いたくなるような証言をする証人もいた。検察側証人がウソの証言をしたところで、偽証罪でパクられるはずもない。
<そんな証言が裁判で採用されるなんてどうかしている>と思いながらも、私にはどうすることもできなかった。まるで魔女狩り裁判である。(P142~)

・よく、私やライブドアが「事件を起こした」などといわれるが、その表現には違和感を覚える。なぜなら事件は私たちが「起こした」のではなく、特捜部が「起こした」と考えるからだ。そのままほうっておいて、どんな悪い社会的影響があったのだろうか?
しかも市場に悪影響を起こすことが確実な月曜日に強制捜査をした結果、東証は止まり、投資家のパニック売りが起こり、連鎖的な株安が起きた。そんなことを予測していなかったとでも言うのだろうか?私たちにその影響までも全て被せて、最大級のダメージを与えてやろうと考えていたとしか思えない。(P175)

・保釈直後、私が勾留されていた間のニュース記事を一気に読んだけれど、それはもう、暗澹たる気持ちになった。逮捕容疑はともかくとして、それ以外に、あるわあるわ、いい加減な報道の嵐。
マネーロンダリング?組織的犯罪処罰法違反?脱税?暴力団との黒い交際?・・・(中略)あの報道の嵐を観た人は、<どんだけ悪い会社なんだ!>と思ったことであろう。
後から知人に聞くと、私に少しでも関わりのあった人物には、例外なく取材が行ったらしい。私についてのポジティブな情報は、まったく報道されなかったそうだ。
マスコミにつけられたダーティなイメージは払拭されることはない。(P196)


これから司法にかかわる者として、法科大学院生は“国策捜査の被害者の言い分”を一読してみてください。

今回はホリエモンの言い分がメインになっていますが、この本をきっかけに、「『堀江社長が悪い』風に書かれた」側近の本(虚構―堀江と私とライブドア)等も読んでみます。
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